お待たせしました!不定期更新のお楽しみコンテンツ、「スマイリーマム絵本部」。第二回目は、絵本作家の有田奈央さんにインタビューします。
有田さんは、『おっぱいちゃん』(ポプラ社)で、絵本作家としてデビューし、
第24回けんぶち絵本の里大賞でアルパカ賞を受賞されました。これからが楽しみな作家さんです。
2015年1月には新作絵本 『トイレ こちゃん』(あさのますみ 作/有田奈央 絵 ポプラ社)が発売されたばかり。
今回は、この二冊の絵本を中心に、お話を伺いたいと思います。
(有田奈央さん)
お母さんのおっぱいへ憧れた子ども時代の思い出
スマイリーマム編集部
まず、『おっぱいちゃん』ですが、タイトルが斬新ですし、表紙の女の子の絵も目をひきますね。どんな絵本かと思ってドキドキしながら、手にとってみると、意外にも心温まるストーリーになっています。
女の子なら、誰もが一度は憧れたことでしょう。
有田さんがそんな「おっぱい」をテーマに絵本をつくろうと思ったきっかけは、なんだったのでしょう?
有田
小さい頃、私はお母さんのおっぱいに 興味津々でしたし、憧れていました。
「どうすればお母さんみたいに柔らかくてふっくらしたおっぱいになるんだろう?」て疑問に思っていて、そんな当時の私の気持ちが今回この作品を作るきっかけとなりました。
スマイリーマム編集部
やっぱり、そうなんですね〜。小さいときの憧れる気持ち、
その気持ちを忘れずにいたおかげで、この絵本が生まれたんですね〜。
では、この絵本をつくるにあたって、特にこだわったところや、伝えたいことはありますか?
有田
やはり、子どもにとって、お母さんの存在やお母さんの「おっぱい」というのは、
かけがえのないものだと思います。
そんなお母さんに憧れる主人公の女の子の気持ちを読者さんそれぞれ何か感じて頂けると嬉しいです。
スマイリーマム編集部
私は、主人公のなおちゃんの、小さな弟を思う、お姉ちゃんの気持ちにもジーンとしてしまいました。妹や弟ができたばかりのお子さんにもとっても、おすすめの絵本ですよ!
トレイのマークが気になってしかたがたない?!
スマイリーマム編集部
では、次に新作の『トイレこちゃん』についても、お話を伺いましょう。トイレのマークのトイレこちゃんが飛び出す、楽しい絵本です。シンプルな表紙とは対照的に、ページのちょっとしたところに楽しみが隠してあって、何度も何度も読みたくなりますね!
有田
ありがとうございます。
この絵本を描いてる期間は、外出先のトイレのマークがいつも以上に目につきました。(笑
本当に色んな大きさ、形のトイレのマークがあるのですよね。
舞台がオモチャ屋さんなので、読んでいてワクワク楽しめるような絵を心がけました。
スマイリーマム編集部
確かに!私もこの絵本を読んでから、あちこちのトイレマークが目に止まるようになりました。あれ、ここは大人の女性だなあ。帽子かぶってる!とか。(笑
二冊に共通して言えることですが、昭和の雰囲気漂うどこか懐かしい絵柄だと思うのですが。これは、何か、意図されているのですか? 失礼ですが、見た目からは想像がつかないのですが。(笑
有田
私が昭和生まれですからね。(笑
今、書店にある絵本て昔と違いすごくデザインがキレイだったりお洒落な絵本が多いと思うのです。私はあえて絵の具で着色し、味のある絵本にしたいという想いがありました。
(『おっぱいちゃん』のワンシーン)
スマイリーマム編集部
なるほど。確かに温かい雰囲気が伝わってきます。
私もそうですが、昭和生まれにとっては、また別な楽しみ方のできる絵本ですよね。
お部屋に置いてある本の名前とか、出て来るお母さんたちのパーマや服装とか。これ、あったなぁ〜と。(笑
もちろん、昭和生まれじゃない子どもたちも、個性ある登場人物や絵の中に隠された遊びを見つけて、なんどもなんども遊べる絵本だと思います。
今日は、本当にありがとうございました!また是非遊びにきてくださいね!
有田
もちろんです。ありがとうございました〜。
スマイリーマム編集部
絵本作家の有田奈央さんにお話しをお伺いしました。
これからも、温かくて楽しい作品が楽しみな作家さんですね。
さて、今日は『おっぱいちゃん』(ポプラ社)を一冊、サイン入りでご提供します。
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有田奈央さんプロフィールとウェブサイト
有田奈央
福岡県生まれ。 デビュー作『おっぱいちゃん』(ポプラ社)で第24回けんぶち絵本の里大賞・アルパカ賞を受賞。 ホームページ:http://arita-nao.com/